なぜ「不機嫌」を武器にするようになるのか

フキハラをする側には、どのような背景があるのでしょうか。森さんはいくつかのパターンを挙げました。

一つは、言葉で感情を表現することが苦手で、不機嫌を「醸し出す」ことで察してもらおうとするケース。もう一つは、幼少期に親が同じような行動をしていたのを見て、無意識のうちに学習してしまったケースです。

不機嫌の成功体験

そして忘れてはならないのが「成功体験」の存在です。

一般社団法人カウンセラーカレッジ石川・森辰美代表理事「そうやって不機嫌でいることでなんとなく何十年生きてきた——要は成功体験。不機嫌でいたことで何か得るものがあったのかもしれない。人は成功体験のある行動パターンを繰り返しやすい傾向があります。」

このように森さんは指摘します。

それゆえに、本人が気づいたり、変わったりすることが非常に難しいものなのです。