がん患者や家族を孤立させない

がん患者や家族を孤立させないという思いから、この10年、地域のなかで、ともに手を取り、つながってきた拠点が金沢にあります。

それは、医師として、患者として、がんと向き合った夫から遺志を継いだ、ひとりの女性と仲間たちの歩みでもありました。

元ちゃんハウス10周年で(2026年3月28日)

「集まらんけ、話さんけ、踏みだそっさ」

◇西村詠子さん「集まらんけ、皆さん集まってもらいました。話さんけ、皆と一緒にお話しします。そして一歩踏み出す。また明日からの一歩です」

明るく、楽しく、親しみ深く、語りかけるのは、石川県金沢市に住む西村詠子さん。

その声に耳を傾けるのは、がん患者とその家族、そして、がんで家族や仲間を亡くした人たちです。

西村さんはNPO法人「がんとむきあう会」の理事長として、石川県金沢市石引で、がん患者や家族が集う場所「元ちゃんハウス」を運営しています。

◇がんとむきあう会・西村詠子理事長…「言葉にできないようなつらい方、治療に前向きに頑張っている方、本当にいろんな段階の方に少しでも力を出してもらいたいというか、愚痴でもなんでも、泣き言でも言える場所、本当に当事者の方たちのための居場所をつくりたいという思いはずっとブレずに10年間やっています」