14日、初雪を観測した金沢。伝統の冬の味覚の話題です。「かぶら寿し」の出荷作業がピークを迎えています。

金沢の伝統食品かぶら寿し。金沢市野町にある「かぶら寿し本舗かばた」の本社工場では、12月初旬に漬け込みが終わり、現在出荷の最盛期を迎えています。

かぶら寿し本舗かばた 本社工場(金沢市野町)

こちらの店では今では希少な伝統野菜「金沢青かぶ」を使用し、天然ブリの切り身をはさんで麹でじっくり2週間ほど漬け込んでいます。14日は従業員が仕上がったかぶら寿しの重さを測りながら、手際よく詰め込んでいました。

完成した「かぶら寿し」

工場を取材すると、ブリと金沢青かぶが熟成された独特のかおりが広がります。

加葉田恵子社長(中央)とMRO松村玲郎キャスター(右)

かぶら寿し本舗かばた 加葉田恵子社長
「いつも従業員と発酵のかおりが、いいかおりやねって言っています」
MRO 松村玲郎キャスター
「かぶら寿しのこのかおりで『あ、今年も上手くできたな』みたいな感じで?」
加葉田社長
「そうです」
「かぶも大きく仕上がっているし順調に漬けあがっている。昔からのファンの方にはもちろんできたら少し若い方にも召し上がって頂けたらなというふうに願っている」

にんじんと唐辛子も美味しさを引き立てます

このかぶら寿し、年末年始を中心に来年3月ごろまで出荷されるということです。