2025年も残すところ1ヵ月あまりとなり、金沢の老舗菓子店では、正月を彩る伝統の和菓子「福梅(ふくうめ)」づくりが始まっています。
「福梅」は、加賀藩主・前田家の家紋「剣梅鉢(けんうめばち)」をかたどった金沢伝統の和菓子で、江戸時代後期からおよそ200年にわたり正月の縁起物として親しまれています。

金沢市の和菓子店、森八の工場では、19日に生産が始まり、20日も職人8人が手作業でもなかにあんを丁寧に詰めていました。

森八の福梅には、国産の大納言小豆と米飴を混ぜて炊き込んだあんが使われていて、コクの深さと甘みが特徴です。
森八・若女将 中宮千里さん「今年は季節の移り変わりが例年より急激に冬がやってきたようなイメージがあると思う。季節の移り変わりを感じながらも家族で一緒に過ごせる時間を大切に、そしてお菓子を楽しく召し上がっていただきたい」

福梅は20日から店頭に並び、森八ではこの冬も例年通りおよそ40万個の出荷を予定しています。











