石川県立音楽堂でおよそ四半世紀にわたり聴衆を魅了してきた、コンサートホールのパイプオルガン。2001年の開館以来、初めてとなる大規模な改修工事に入りました。

県立音楽堂のコンサートホール正面にある、パイプオルガンです。高さ12.5メートル、幅13メートル、奥行き3.7メートルの大きさを誇り、2001年の開館以来、多くの音楽ファンに美しく重厚な音色を届けてきました。

しかし、今その光景は様変わりしています。

記者リポート「四半世紀にわたり存在感を放ってきたパイプオルガン。現在は足場や階段がびっしりと組まれていてさながら建設現場のよう」

設置から長い年月が経過していること、さらには2024年の能登半島地震の揺れによりパイプの一部に歪みが生じ、音の響き方に支障が出るとして、修理・点検が必要になったのです。

ヤマハ・パイプオルガン担当 早田平八朗主事「中央のパイプが一本350キロ位あるから、そうしたものをこの高さから降ろして…このクラスのパイプの交換というのはおそらく今回が初めてかと」