34年ぶりとなる大相撲ロンドン公演が15日から始まりました。5000人を超える観客が熱狂する中、石川県津幡町出身の横綱・大の里は鮮やかな投げ技を披露しました。
5日間にわたって行われる大相撲ロンドン公演初日、会場の「ロイヤル・アルバート・ホール」の土俵では、公演中の興行の成功などを祈願する「土俵祭」が執り行われました。
会場の前では大の里をはじめ力士たちが記念撮影に応じ、ホールの入り口には、力士の姿を一目見ようとイギリスの相撲ファンが集まりました。
観客「相撲ファンになってもう18年くらいになる。初めて生で相撲を見るので本当に楽しみ」
そして、いよいよ大の里の一番、対するは人気力士の宇良。大の里が鮮やかな上手投げを決めると、およそ5400人の観客から拍手と歓声が沸きました。

観客「大きな男たちが信じられないようなことをやる。驚異的なスキルだ。スポーツで味わえる最高の瞬間のひとつだよ」
大の里「(観客が)一つ一つの動作に興味を持ってくれて、塩をまいたときや、四股を踏んだ時に歓声をたくさんもらえてうれしい。あと4日間あるので、しっかり盛り上げたい」
大相撲ロンドン公演は、19日まで開催されます。