能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県珠洲市では11日、2年ぶりに「珠洲焼まつり」が開かれました。
珠洲市飯田町のラポルトすずで、2日間の日程で始まった「珠洲焼まつり」。
作家たちが共同で使っていた珠洲市陶芸センターの窯が地震で被害を受けたことから、去年は中止を余儀なくされましたが、窯の修復が終わり、2年ぶりの開催にこぎつけました。

会場には作家17人が手掛けた食器や一輪挿しなどおよそ2000点が並び、大勢の人たちが買い求めていました。


訪れた人は…
「(Q何を買った?)コップ。自分で選んだ」
「釉をかけない焼き締めのこの肌、それだけで頑張っている窯はなかなか日本全国でもない。(作家の)みなさんがめげないかぎり、応援する側もめげませんから」

珠洲焼作家 中島大河さん
「うれしいですね。懐かしい感じがしました。こういうイベントに出るの」

珠洲焼創炎会・篠原 敬さん
「今でもほとんどの作家が仮設住宅に入っている。家の再建もままならない中で、なんとか珠洲焼の元気な姿を見せたいと去年1年間がんばってきた。その成果がこうやって現れた」

珠洲焼祭りは12日までの2日間、午前10時から午後4時まで開かれています。