甘くてホクホクな秋の味覚「能登栗」

収穫のピークを迎えている石川県穴水町の山あいにある栗園では、連日大勢の人が訪れクリ拾いを楽しんでいます。

穴水町前波の橋本栗園は、およそ5ヘクタールに400本のクリの木が植えられています。

毎年この時期には県内外から大勢の人が訪れる観光農園として知られていて、7日も地元の人たちが栗拾いを楽しんでいました。

訪れた人「栗の甘露煮と栗ご飯と、それから煮て潰してお砂糖いれて茶巾で絞ったお菓子とか色々考えています。へへへ」

一方、能登半島地震以降、栗園を訪れる人は以前の3割ほどまで減っています。

栗を楽しみにしてくれている人のために栗園の管理を続ける園主の橋本玲子さんは、初めて農業ボランティアを依頼。2025年は例年の5倍以上となる140本の苗木を植えることができました。

農業ボランティア・田伏裕之さん「大阪からです。きょうから4日間連続で(ボランティア)。苦労して収穫した分だけとれた時の達成感はひとしお」

橋本栗園・橋本玲子さん「がんばりたい。みなさんで栗拾いに来ていただけたらありがたい。皆さんが集まってきてここが話の場になってくれるとありがたいですね」

橋本栗園での栗拾いは、14日まで楽しめるということです。