能登半島沿岸を走る国道249号は大雨のため一部区間で通行止めとなっていましたが、土砂崩れが発生した珠洲市の道の駅「すず塩田村」近くのおよそ1.5キロを除いて14日午前、通行できるようになりました。
国道249号は、今月10日からの大雨のため、地震後に隆起した海岸に道路を整備した区間などを中心に通行止めとなっていました。
輪島市中心部と輪島市門前町を結ぶ中屋トンネルでは、出入口付近で土砂崩れが発生し通行止めが続いていましたが、土砂の撤去が完了したことから14日午前10時に通行できるようになりました。
一方、珠洲市沿岸部の道の駅すず塩田村と珠洲市清水町の間では11日、道路沿いの斜面が幅およそ30メートル、高さおよそ40メートルにわたって崩落しました。

国土交通省能登復興事務所は、土砂の流出を食い止めるための土のうを設置し、今後、対策工事を行うことにしていますが、復旧の見通しは立っていないということです。