序盤の「楽勝ムード」が吹き飛ぶ展開に

宮本氏は比例選出も含め当選を重ね、12年の間参議院議員を務めています。実績などをアピールしつつ、石川県内の自民党の盤石な組織力を武器に、全国的に与党に逆風が吹く中でも選挙戦を優位に進めてきました。

5日と6日にJNNが行った情勢調査では「優勢」とされた宮本氏でしたが、12日と13日での中盤情勢では、宮本氏は「一歩リード」との表現で国民民主の浜辺健太氏が「激しく追う」との展開に変化しました。

8日の鶴保議員の発言を受けて宮本氏と浜辺氏の差が縮まるという情勢になりました。

選挙戦ラストサンデーの13日、宮本氏に発言について尋ねると、同僚となる鶴保議員への批判のトーンは抑えつつ、能登を慮る言葉に終始した返答でした。

自民・宮本周司氏「私のことはどうでもいい。あの発言で被災された方々が心を痛めてないか、それがなによりも気がかりなので。能登の方の気持ちを考えて、ご自身のどうすべきなのかを判断いただければと思います。」