石川県輪島市町野町に7月7日に開局予定の臨時災害ラジオ局「まちのラジオ」では、1日から試験放送が始まりました。
1日の午前10時から試験放送が始まった住民による住民のための災害ラジオ局「まちのラジオ」。
運営を担う町野復興プロジェクト実行委員会のメンバーは、電波がちゃんと届いているかを調べるため、まちを巡りました。
町野復興プロジェクト実行委員会「建物に隠れて電波が飛ばなかったりとか、あと大きな山があると、山の反射で聞こえづらかったりするって聞いたので、できれば時間が許す限りくまなく、ちょっとどういう所が電波強いのか、弱いのかってのを探してます」「(Q. ここは電波がいい?)はい、バッチリ聞こえるところです。なので、農作業しながらもね聞いてもらえるかなーって」「絶対聞こえますよ」
仮設住宅に住む住民ともコミュニケーションを欠かしません。
住民との会話から得た情報を放送に生かしていきたいと、1日は、移動販売の現場でも番組に向けて準備に余念がありません。
仮設住宅の住人「どっちみち暇やさけね、ラジオ聴くかテレビ見るか。そんなもんしかないもん」「ラジオあれば聴くけどね」
町野復興プロジェクト実行委員会山下祐介委員長「仮設住宅おおむね聞こえているということだったので、そこは本当に一安心かなと思っています」「町野の皆さんに愛されるラジオ、地域の皆さんと一緒に作っていくラジオ局というのを目指したいなと思ってますので、まだまだ開局に向けて課題も多く、やることもいっぱいあるんですけど、とにかく自分たちも楽しみながら頑張ろうっていうふうに今は思ってます」
7月7日から始まる予定の生ワイド番組「まちのWA」。
災害ラジオ局「まちのラジオ」が地域に新たな架け橋を築こうとしています。