文化勲章受章者や人間国宝などの芸術家を輩出してきた石川県内最大規模の公募展、現代美術展の巡回展が26日から、小松市で始まりました。

「サイエンスヒルズこまつ」で25日開かれた現代美術展小松展の開場式では、関係者がテープカットで開幕を祝いました。

会場には日本画や彫刻、工芸など6部門の力作、128点が展示されています。

このうち、最高賞の美術文化大賞を受賞した輪島市の蒔絵師・田中義光さんの作品「蒔絵箱『里の灯』」は、能登半島地震や奥能登豪雨で被災した里山に、ホタルが舞う光景を祈り制作されたということです。

81回目を迎えた現代美術展の小松展は7月6日まで開かれ、期間中には出品した作家による作品解説も行われます。