春の北信越地区高校野球石川県大会は6日決勝戦が行われました。対戦したのは金沢と小松工業。去年の秋と同じ顔合わせです。

小松工業は春のセンバツに出られなかった悔しさを胸に、決勝の舞台に上がってきました。金沢は秋の大会に続く優勝を目指して挑みます。秋の県大会決勝と同じ顔合わせとなった一戦。

試合が動いたのは3回。小松工業は1アウト満塁で3番キャプテンの東大輝。レフト前に運んで三塁ランナーが生還。相手の返球が逸れて二塁ランナーも返り、小松工業が二点を先制します。

大きく引き離された金沢は7点を追いかける6回、1アウトランナー3塁1塁で6番和田がライトへのタイムリーヒットで1点を返します。さらにヒットで繋ぎ満塁で8番川本に打順が回ってきましたが、ダブルプレーに倒れ、追加点はなりません。

9回裏、最後はキャプテン東が守るセンターに打球が飛んでゲームセット。小松工業は25年ぶりの春の県大会優勝です。

小松工業・中野稔監督「悔しい思いばかりしてきた。これがひと冬を超えて、春の大会にいろんな部分で心・体・技が実ったんじゃないかと思う」

小松工業・東大輝主将「春がゴールではないので、夏の大会に向けてということを常にみんなに言ってきているので、しっかり、第1シードとか関係なく、一戦必勝で頑張っていきたい」

惜しくも敗れた金沢。西尾友冴キャプテンは夏に向けての思いを語ります。

金沢・西尾友冴主将「これからは一人一人目の色を変えて絶対にやっていくので、どこが来ても必ず倒して夏は必ず金沢高校が頂点を取ります」

優勝した小松工業は5月31日から新潟県で開かれる北信越大会に出場します。