北陸電力の2025年3月期の連結決算は、最終利益が651億円となり、2期連続で過去最高を更新しました。
北陸電力の年間の総販売電力量は、冬の寒波の影響で暖房需要が伸びたことなどにより、前期比で13.9%の増加となりました。
グループ全体の連結決算は今年3月までの通期で売上高は8582億円、経常利益は913億円と2期連続の黒字を確保し、最終の純利益も設備の震災被害からの復旧費用にあてた特別損失がなくなったことなどから、過去最高益の651億円を計上しました。
北陸電力・松田光司社長
「今後も被災地はもとより、北陸地域の更なる発展に貢献していくことに、北陸電力グループ心をひとつにして、全力で取り組んでいく」
松田光司社長は、能登半島地震と奥能登豪雨で建て替えが必要になった電柱およそ3300本のうち、1900本ほどの工事が残っていると説明したうえで、自治体と連携しながら復旧に尽力していくと述べました。
北陸電力単体での今年度の業績は、300億円の最終利益を見込んでいます。