ゴールデンウィーク後半の5月3日、七尾のまちなかに「でか山」が戻ってきます。
青柏祭の2年ぶりの通常開催へ、28日は、子どもたちに向けたでか山教室が開かれ、住民一丸となって復興への思いを新たにしました。
体育館に響き渡る、エンヤーエンヤーの掛け声。石川県七尾市の小丸山小学校で行われたでか山教室の一コマです。

28日は、でか山を運行する3つの町のひとつ、魚町の若い衆が地元の祭りの醍醐味を披露します。
児童「木遣りの披露を聞いて迫力がすごいなと思ったのと、でか山パワーをもらえて元気になりました」「毎年聞いてるけどやっぱり迫力がすごくて、いいなと思った」
子どもたちは高さ12メートルあるでか山も見学しました。

震災を乗り越え2年ぶりに通常開催される青柏祭。魚町のでか山保存会が今年新たに企画したのは…
久々江龍飛キャスター「でか山の飾りに子ども達がメッセージを書いています。復興に向けたメッセージです。」

児童「これ書きました。頑張れ七尾。って書きました」「七尾がまた地震が起こる前の七尾に戻ってほいしから書きました」
老いも若きも、住民たちの地域への思いが祭りに凝縮されています。
魚町でか山総代・高瀬勝成さん「七尾の街中が、すごく元気がなかった。半壊全壊のなかで仮設に行った人もたくさんいる。その中で、少しでも元気がでるような祭りをやろうという話になった」
復興への思いを乗せた青柏祭のでか山巡行は、5月3日から5日にかけて行われます。