元カメラマン「どうやって次の世代に…」

MRO元カメラマン 皆森陽一さん
「この建物がアジトだって分からない時に、別荘地の雰囲気を撮るのに、広めの映像を撮った覚えがある。どうして能登なんだろうなと思いましたよね、それでまぁ驚いたのと全国的な大きいニュースやったからね。こんな田舎に来たらかえって目立つのにどうしてこんなに田舎にきたんだろうって思いましたね」

皆森さんは、事件を伝え続けることの難しさを実感しているといいます。

MRO元カメラマン 皆森陽一さん
「いやぁ、覚えていない。30年ね、もうほとんど覚えていない。どうやって次の世代に伝えたらいいんだろう」

会話は交わさなかったものの、逮捕前の林受刑者を見たという住民がいました。

近くに住む人は…
「上下真っ白の服で医者かなと思ったら、もっとも医者だもんね。白い靴履いていったり来たりしとったし。林郁夫だった。人を脅かしたり喧嘩したりもしていない。ただ別荘から出ては、どこへいくやら歩いては。テレビに出るまでそんなオウムやとも林やともわからん。別荘の人やからね。だれでも来て泊まるから全然思わん」

Q.当時のことを覚えている人は…?
「全然おらん、誰もおらん」

化学兵器用の有毒物質が使われ、新たなテロの脅威が示された地下鉄サリン事件。この事件を風化させないために今もなお積極的に活動を続ける団体があります。