洋服の裏地生地を販売する金沢市の北陸テキスタイルが金沢地裁から破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。

負債総額は2億円余りに上るとみられます。

民間の信用調査会社、帝国データバンクと東京商工リサーチによりますと、北陸テキスタイルは1981年に設立。

主に、紳士服や婦人服の裏地として使用される綿やレーヨン生地を小売業者などに販売してきました。

安価な海外製品が台頭する中、販売先でも事業縮小や撤退が相次ぎ、事業規模は縮小傾向でした。

資金繰りがひっ迫したことで事業継続を断念し、3月26日付けで金沢地裁から破産手続きの開始決定を受けました。

負債額について、帝国データバンクはおよそ2億円、東京商工リサーチはおよそ2億2千万円とみています。