金沢港に26日朝、今年初めてのクルーズ船が入港しました。2025年は過去最多に並ぶ55本のクルーズ船が寄港する予定です。

金沢港の無量寺埠頭に入港したのは、全長131メートル、定員184人のフランス船籍のクルーズ船「ル・ジャック・カルティエ」です。

大阪から広島、韓国・釜山などを経由して、北海道の小樽港に向かう途中で、25日鳥取県の境港市を出港していました。

乗客らは、金沢港クルーズターミナルでミス加賀友禅や地元の住民に出迎えられ、県内の観光地に向かいました。

見物に来た人は「(クルーズ船の入港は)もう着いたのではなく、来るとこを見るのが好き。いつも早めに来て見てます。」

石川県商工労働部・港湾活用推進室 坂尻昇太次長「金沢港は本物の日本を体感できる港ということで、積極的に誘致している。乗客の皆さんには本物の日本を味わえる石川県を楽しんで帰ってもらえればなと思っている。」

ル・ジャック・カルティエ クリストフ・ドュブイ船長「(金沢港、石川県について)美しい場所です。ターミナルや桟橋も美しい。つい最近地震に見舞われたと聞いていますが、金沢に寄港できたことは本当に大きな成果であり、感謝している。」

ル・ジャック・カルティエの金沢港への寄港は初めてで、船内では歓迎会が開かれ、船員らには花束や記念品が贈られました。

船は午後8時前に金沢港を離れ、新潟県佐渡の小木港へ向かいます。

石川県によりますと、金沢港には今シーズン、過去最多に並ぶ55のクルーズ船が寄港する予定です。