復興への一歩です。石川県七尾市の和倉温泉に、飲食店や理髪店など8つの店舗が入る仮設商店街が完成し、21日オープニングセレモニーが行われました。

七尾市和倉町のお祭り会館駐車場に完成したのは、飲食店など8つの店舗が入る「和倉湯の里復興商店街」です。

オープニングセレモニーでは、店舗の関係者らが出席し、茶谷義隆市長が「この仮設商店街を中心に町の賑わいを取り戻し、多くの人に喜んでもらえるような商店街にしてほしい」と復興への歩みに期待を込めました。

一本杉通りに続いて2か所目となる七尾市内の仮設商店街は、4棟の建物が8区画に分かれ、中華料理店や理髪店、木製家具店など様々な店舗が並びます。

理容店「1年間店ができませんでしたし、本当にありがたいです」

木製家具店「この地域を盛り上げるために多面的な活動というのができれば力を合わせて良いかなと思います」

かき小屋「被災して大変だというのももちろんなんですけど、おいしい能登牡蠣を食文化として発信する場を得られた喜びの方が大きいですね」

仮設店舗での営業再開にこぎつけた店舗は、最長3年間この場所を拠点として将来を見据えたなりわい再建を目指します。