石川県医師会によると、石川県の2025年のスギ花粉飛散は2024年よりも多く、過去10年間の平均と比べてやや多くなり、飛散開始は2月中旬~下旬頃が予想されています。
石川県白山市にある林業試験場では毎年、春のスギ空中花粉飛散量を予測するために、スギ林の雄花量の調査を行っています。今回の調査では加賀地域約20カ所のスギ林で行いました。その結果によりますと2025年春のスギ花粉飛散量は、2024年より多く、例年よりも、やや多いと予測されています。
過去10年の飛散数からみると、金沢で1平方センチメートル当たり2,400~3,600個、小松で3,600~5,400個、加賀で8,000~12,000個、能登で12,000~18,000個が例年並みの個数で、2025年はこれよりも「やや多め」とされています。
一般的に、シーズン総飛散数が1,000個を超えると、全ての患者に症状が出るといわれており、2025年も昨年同様に注意が必要ということになります。

なお、飛散時期の気象条件等により、花粉飛散量は増減することがあります。 また、花粉飛散の本格的な飛散開始の時期については、気温等に大きく影響を受けますが、2月中旬頃からということです。