北陸新幹線の敦賀以西の延伸をめぐり現行・小浜ルートでの着工が三度見送られていることについて、馳知事は「次の選択肢を議論してほしい」という考えを示しました。
2日の県政懇談会で佐々木紀衆院議員は、北陸新幹線の延伸について福井県の杉本知事が1月初旬「小浜先行開業」を提言したことに触れ、「京都・大阪にまで新幹線を通すつもりがない。馳知事は抗議するべきだった」と批判しました。

馳知事は「きょうの段階で米原という選択肢を具体的に示すことはしない」と発言する一方、京都問題が解決せず三度着工が見送られたとして“次の選択肢”を議論すべきと述べました。
馳浩 石川県知事
「(国会議員には)次の選択肢をどうするのかという議論に速やかに入ってほしい。その上で次の選択肢となってくれば、その段階において私も石川県知事という立場で明確にものを申したい」
石川県内では「米原ルート」の再考を求める声が強まっていて、県関係の自民党国会議員は2月13日、ルートを再検証する2回目の会合を開く方針です。