サッカー元日本代表で、ツエーゲン金沢でもプレーした小松市出身の豊田陽平選手が昨シーズン限りでの現役引退を石川県の馳浩知事に報告しました。馳知事は今後も「石川県を盛り上げてほしい」と観光大使への任命を打診しました。
石川県・馳浩知事「フィールドで見ていると、サッカー選手のなかに一人だけプロレスラーがいるみたい」
豊田陽平選手「高校生のインターハイのときで」
馳浩知事「新日本プロレスにスカウトした」

知事室を訪れた豊田選手は、高校3年生のときにプロレス界からスカウトを受けたことを明かしました。豊田選手は2004年に星稜高校からJ1の名古屋グランパスに入団し、サガン鳥栖などで18年間にわたり大型ストライカーとして活躍、リーグ戦通算98ゴールをあげました。
最後の3年間はツエーゲン金沢でもプレーし、地元愛あふれる人柄でチームを支えてきました。
28日県庁を訪れた豊田選手に、同じ星稜高校の先輩・馳知事は「日本のサッカー界を代表するプレーヤーとして石川県を盛り上げてほしい」と伝え、観光大使への任命を打診、豊田選手も快諾しました。
豊田陽平選手「これから少しでもその名に恥じないよう、たくさんの全国の方々を石川県に誘致して、石川県の魅力を発信したりお伝えできればと考えている」

豊田選手は29日引退表明の記者会見を開く予定で、今後は長年プレーしたサガン鳥栖のクラブスタッフとしてサッカーに関わっていくということです。