石川県内の多くの公立小中学校で24日、2学期の終業式が行われました。

地震や豪雨の被害を受けた奥能登の小学校でも、児童たちが冬休みを迎えます。

9月に豪雨の被害を受けた輪島市の町野小学校の児童は、10月から能登町の柳田小学校にバスで通学し、授業を受けてきました。

図工室を使って行われた終業式では、井上千佳校長が「色々大変なこともあったけれど、良いこともあったなと後で思い出せるように先生たちも一生懸命応援します」と児童に呼びかけました。

地震から間もなく1年が経とうとする中、児童には自分でできる心のケアやぐっすり眠れる方法なども指導されました。

担任の先生「1月1日がまた来るんです。嫌やなとかつらいなって思うことも、まわりのお家の人にでもいいし相談すれば良いかなと思います」

児童「普通に家でゲーム、仮設住宅で」「地震から1年がたっていないししょうがない。家もまだ住めないから友達と仲良く過ごせたら」

奥能登の子どもたちもそれぞれの思いを胸に、1月1日を迎えようとしています。