正月のおせち料理に欠かせない紅白のかまぼこ作りが、福井市内のかまぼこ製造メーカーでいまピークを迎えています。

福井市の安田蒲鉾では、12月中旬から60人ほどの従業員がおよそ4トンの原材料を使い正月用のかまぼこづくりを行っています。

かまぼこの原材料には、ベーリング海やオホーツク海などでとれた白身魚の新鮮なすり身が使われています。かまぼこ独特の食感はこのすり身を水にさらすことで生まれ、さらに少量の食塩を加えることでかまぼこ特有の弾力としなやかさが出るということです。

安田蒲鉾 専務取締役・高木淳一さん「毎年のことだが、新しい年を迎えるのに皆さん方が幸せな団らんのそばで私たちの一品を添えてもらえれば」

この会社では正月用として45種類23万5000本のかまぼこの生産を予定していて、石川、福井両県をはじめ関東地方のスーパーなどにも出荷されます。