長年使用後も修理が可能 特性いかして生まれ変わる輪島塗

そんな桐本さんのもとには、大切にしてきた漆器を捨てるに捨てられないと話す友人や、能登町で新たな持ち主に引き継ぐ活動を続ける「能登地震地域復興サポート」のメンバーから相談が寄せられています。

伝統産業の再生を強く願い、8月からは廃棄される予定だった数々の漆器をよみがえらせる「輪島塗レスキュー&リボーン」プロジェクトを始めました。

輪島キリモト・桐本泰一代表「蓋を開けると鉄錆塗といって、こういうちょっと渋い仕上げにお椀とお皿を仕上げて貰った」

長年使っても修理が可能な輪島塗の特性を活かして、見事な風合いに生まれ変わった椀や皿の数々。桐本さんは、この取り組みを能登が目指すべき復興の姿だといい情熱を注ぎます。

輪島キリモト・桐本泰一代表「いま能登は、輪島塗は大変なダメージを受けております。これからの能登、これからの輪島、これからの輪島塗そういったものが必ず生まれ変わる。前よりもっと良くなるそういう様な気持ちを込めたプロジェクトかなと思っております」