能登半島地震の被災地では、仮設住宅や在宅での孤独死への懸念が高まっています。石川県輪島市は高齢者らの孤立を防ごうと、仮設住宅に24時間体制で見守りが可能な緊急通報システムを導入することを決めました。
輪島市門前町道下地区には、石川県内で最も多い279戸の仮設住宅が建てられています。
西町紀美子さん84歳。子どもは全員県外で暮らしていて、4月、1人で仮設住宅に入居しました。
Q.クーラーも付いている?
西町さん 「子どもがうるさい。近くにいないが、夜は(クーラーを)かけて寝てと、暑いから」
周囲には知人も多く、毎日のように顔を合わせるといいますが、ボランティアによる巡回は以前より少なくなったと西町さんは話します。
西町さん「最近来なくなった。ここ来て「体調どうですか?」と聞いてくれるから「足が痛い」と言ったり」
