奥能登で被災した病院の看護師らの離職を防ぐため、国や県などが進める「在籍型出向」を活用しこれまでに3人の看護師が県南部の公立病院で勤務を始めたことが分かりました。
石川県によりますと、元日の地震以降、能登の6地区の公立病院で看護師の退職が相次ぎ、3月末までに定年を含め69人が退職しました。
これを受け、厚生労働省や県では被災しやむを得ず能登を離れた看護師らを対象に、県南部での勤務を促す「在籍型出向」を進めていて、現在、希望する3人の看護師が4月1日から県立病院で勤務を始めたということです。