関連死申請も市や県から連絡無く「はやくしてほしい」
2月に入り、竜夫さんは輪島市に災害関連死で亡くなった人に支給される災害弔慰金を申請しました。能登半島地震では住民からの申請について、県が市や町と合同で審査会を開くことになりました。
弁護士や医師ら5人による審査会で災害関連死が認定されれば、自治体へ答申した後、首長による決定をもって遺族に対し最大500万円が支給されます。精神的にも金銭的にも、遺族の生活再建に大きく関わる弔慰金の支給。審査会の日程について、竜夫さんへは事前に県や市からの連絡はありませんでした。
中竜夫さん
「はやくしてほしいわけよ、結果を出してほしい。もし地震が無かったらあそこに避難しなくて、ちゃんと家におって正月できたはず」

地震から4か月あまり経った今月14日、ようやく初めての審査会が開かれ、その日の夜、竜夫さんのもとに市から連絡がありました。