一方で、家が土砂に飲み込まれ、現在は仮設住宅に暮らす市ノ瀬町区長の水口喜栄さん。行政の対応は遅すぎると話します。

市ノ瀬町区長・水口喜栄さん「屋根の上から10メートルは土砂積もってますよまだ。今もそのままっていうか、もうそのまま。一向に前が見えない。あの通りですよ、見た通り、全然前へ進んでない。水路は作ったけれども、全然前が見えてない。もう少し力を入れてほしいんですよ行政には。やっぱり市ノ瀬に戻りたい。やっぱり戻りたいですよ。戻りたいけども、山のそばには住みたくない」

住み慣れたふるさとへの複雑な思い。被災した人に寄り添いながらの復興にはまだまだ時間がかかりそうです。