白髪交じりの茶髪、紺のスーツにストライプのネクタイを着けた格好で、小泉被告は被告人席に座るとうつむいたまま肩を落とした様子でした。

17日の判決公判で金沢地裁の野村充裁判長は、「私腹を肥やした犯行態様は悪質で、競争入札の公正さや町政に対する信頼が大きく害された」と指摘しました。
一方で、賄賂が高額とはいえず、すでに町長を辞職し再犯のおそれが低いなどとして、懲役3年・執行猶予5年、追徴金110万円の判決を言い渡しました。
判決を言い渡されても、小泉被告は変わらず肩を落としうつむいたままでした。
野村裁判長が、認められた犯罪事実と量刑の理由を一通り述べた後、小泉被告とのやりとりが始まりました。