球児たちの雄姿に被災地も湧きました。

天候不良で2日間順延となった春の選抜高校野球大会で、日本航空石川ナインが茨城県の常総学院との初戦に臨みました。

被災地への思いも背負い、ついに甲子園の舞台に立った航空石川。

輪島市役所では、罹災証明書の受け付けコーナーでパブリックビューイングが行われ、被災した能登の人たちもテレビ越しに声援を送ります。

航空石川は、先発の猶明光絆投手が緩急のあるピッチングを見せ、常総学院と投手戦を繰り広げます。

5回を終えて両チーム無得点と互角の戦いを見せる航空石川ですが、6回、犠牲フライから先制を許します。

8回表、ツーアウト満塁のピンチを招いた航空ナインに、七尾市出身の福森誠也選手が守備陣へ伝令に向かいます。

福森誠也選手
「野手が硬い表情だったり少し緊張している風に見えたので、自分が行ってみんなの気持ちを変えようかなと」

これに応えるように代わって入ったピッチャーの長井孝誠投手が踏ん張りました。

最終回、1点を追う航空石川は1アウト2塁のチャンスで5番段選手がライト前ヒットでチャンスを広げます。

一打サヨナラのチャンスでしたが、ダブルプレーに倒れ試合終了。

航空石川は、0対1で常総学院に敗れました。

甲子園の舞台で強豪校と最後まで互角に戦った航空石川。その雄姿は被災地にも届いたようです。

輪島市民
「惜しかった残念でした」
「本当に元気をもらった。よく頑張ってくれた。僕たちも頑張っていきたい」
福森誠也選手
「(家族には)短い期間、野球に集中できる環境や気持ちを作ってくれたので感謝の気持ちを伝えたい」
寳田一慧主将
「甲子園という舞台で試合をさせてもらった感謝の気持ちをしっかり持って、能登に行く機会があれば応援ありがとうございましたという気持ちを伝えたい」

一方星稜は、青森県の八戸学院光星を相手に3対2と競り勝ち、ベスト8進出を決めています。