今年4月に奈良の世界遺産薬師寺で、国宝の仏足石に油のようなものがかけられた跡があるのが見つかった事件で警察は8月22日、台湾出身の女を関西空港で逮捕しました。

文化財保護法違反で逮捕されたのは台湾出身の自称司会業、蔡宣臻(ツァイ・イージェン)容疑者(39)です。

警察によりますと、蔡容疑者は4月6日午後1時20分ごろ、奈良市の世界遺産・薬師寺にある日本最古とされる釈迦の足跡が刻まれた国宝の「仏足石(ぶっそくせき)」に対し、1センチから2センチ程の大きさの油のような液体をかけて疑いが持たれています。

蔡容疑者は翌日の4月7日に台湾へ渡航していましたが、境内に設置された防犯カメラの映像の解析などから蔡容疑者の犯行の疑いが浮上していたということです。

警察は22日、容疑が固まったとして再び日本にやってきた蔡容疑者を関西空港で逮捕しました。

調べに対し、蔡容疑者は、「私は感動したものに油をかけて祈祷するので、仏足石にも油をかけたと思います」などと話し、容疑を認めているということです。

警察によりますと、油とみられる液体は化粧品などに使われる無色透明のグリセリンだということです。