徹底した資源管理で個体数は劇的に改善

では漁獲枠はどのように決まっているのでしょうか。

実は世界のマグロは「5つのエリア(機関)」で管理されています。回遊魚というマグロの性質から、特定の国だけで資源を保護するのが難しいからです。

今回(~14日まで)そのなかの1つ「中西部太平洋まぐろ類委員会」の国際会議が開催。漁獲枠拡大の交渉が行われました。

このエリアをめぐっては2010年、クロマグロの数が歴史上最低水準まで落ち込んだことを契機に次のような対策がとられました。

▽30kg未満の小型魚の漁獲を2002~2004年水準から半減
▽30kg以上の大型魚の漁獲を同じ期間の水準から増加させない


対策は功を奏し、資源状況が回復。2024年の会議では漁獲枠増加が決定されました。

こうした経緯を経て、2025年以降の漁獲枠は次のようになっています。

【2025年以降の太平洋クロマグロ漁獲枠】
小型上限:5125t
大型上限:1万1869t

このうち日本の上限は以下の通りです。

小型:4407t(従来より400t増加)
大型:8421t(従来より2807t増加)


ほとんど日本が占めているのがわかります。それでも今年は豊漁で、都道府県に割り振られた漁獲枠はすぐに上限に達してしまったということです。