競技団体によるSNSモニタリングが始まったのは実は最近!?

一方で、誹謗中傷の数が増えているかどうかは「現時点ではわからない」と高橋弁護士はいいます。理由の一つに、統計化がこれまで技術的に困難で、最近になって行われるようになったことが挙げられます。

実は、各競技団体などがSNSをモニタリングし始めたのは“つい最近”のこと。

【各競技団体のモニタリング開始時期】
日本陸上競技連盟:2025年9月 世界陸上の日本選手団をモニタリング
日本高校野球連盟:2026年3月 センバツ期間中 選手・審判・関係者を守るため
日本プロ野球選手会:2025年10月 CS・日本シリーズ期間 選手や選手の家族らも調査
日本野球機構(NPB):2026年7月 審判員に対する誹謗中傷監視システム導入

いつ・どんなときに・どんな言葉で、どれくらいの量の誹謗中傷が行われるのか、実態把握がまさに始まったところなのです。あまりにも広いネット空間をどこまでモニタリングするのかといった、コストが絡んだ課題もあります。