奈良県平群町で行われているメガソーラー建設工事をめぐる裁判で、大阪高裁が、奈良県に対し開発許可を取り消すとした判決を不服として、事業者側が2日上告しました。
■一審と二審で判決分かれる
この裁判は、メガソーラーの設置工事について周辺住民らが「下流の川が水を流せる能力を十分に考慮できておらず、開発で水害や土砂災害のおそれがある」などとして、県に対し開発許可を取り消すよう求めていたものです。
一審の奈良地裁は2025年3月、「裁量権の範囲の逸脱や濫用は認められない」などとして住民側の訴えを退けました。
二審の大阪高裁は6月18日、「県の基準は、想定を上回る降雨量があれば、水害などの災害が発生するおそれがある」「県が適用した審査基準や判断過程に不合理な点があると言わざるを得ない」などとして、住民らの主張を認め、県の開発許可を取り消す判決を言い渡しました。
■奈良県の上告判断は?
この判決を不服として事業者側はきょう、上告しました。
いっぽう奈良県は2日時点で、上告するかどうか明らかにしていませんが、山下知事は上告期限の6日に会見を開き、県の対応を表明する見通しです。











