2アウト満塁で4番に打席回る 勝負の行方は?

 なおも続く2アウト満塁、ヒットが出れば大逆転の場面。4番松本選手と谷口投手の対決は、一球一球の緊張感とどよめきが球場全体を包みます。

 そして、「智弁和歌山の打者が、どのボールにもしぶとく対応してきていたので、最後は谷口の球の力を信じてサインを出した。よく思い切ってインコースに投げきってくれた」と降旗捕手が振り返った1球は、谷口投手の球威がわずかに松本選手の気迫を上回りました。

 打球はサードゴロとなってゲームセット。両チームの勝利への執念がぶつかり合った近畿大会の決勝戦は、報徳学園が驚異の粘りを見せた智弁和歌山を11対10で振り切り、16年ぶり2回目の栄冠に輝きました。