諏訪田さんは7年前、別の書店でアルバイトをしていた際に、自ら読書会を設立。その活動を続ける中で誘いを受け、古書店を開きました。

(諏訪田寛人さん)「読書会に参加してくれる人が、みんな良い人ばかりだった。集まってまた一緒に本の話ができたらいいなというのがモチベーションになった」「人の縁が一番大事」
古本の買い取りを行う諏訪田さん。ここ最近は蔵書を抱えて亡くなった人の遺族から買い取りの相談があるといいます。

(諏訪田寛人さん)「歴史系とか、民俗学とか。そういう専門的な本はネットで販売すると、大学の先生から公費で注文が来たりする。役に立つ方向で次の人に手渡しできる。やりがいを感じる」
■「ライバルだけど、それ以上に仲間」66歳店主「今が幸せ」

杣谷さんと諏訪田さんの店の近くにあるビルに、11年前にビルがリニューアルした時から入る古本屋「リゼット」。この日、杣谷さんと諏訪田さんの姿がありました。