記念館には、そのとき旋風で巻き上げられ、焼けた木にひっかかったまま残されたトタンと自転車が展示されています。

(東京都慰霊協会・菊池正芳事務局長)「当時どれだけの風があって、火災旋風があったのか。本当にトタンがぐちゃぐちゃになっちゃうのだねということを見ていただける」


失われた多くの命を供養し、記憶を次の世代へ。事務局長は思いをかみしめます。

(東京都慰霊協会・菊池正芳事務局長)「阪神・淡路大震災があったり東日本大震災があったり、100年とは言っても昔のことではない。同じことがまた繰り返される可能性があるということを、日々伝えていくというのが大きな使命」



■“炎の竜巻”直径30m 高さ50~200m 物も人も吹き飛ばし火をまき散らす

市街一円が炎に包まれる中、火災旋風は大小100余り発生したとみられています。