(平川動物公園・園長 福守朗さん・55)「当時は野生の動物を捕まえてきて、1種類でも多く見せるスタイル。だんだん時代と共に野生から動物を捕まえてくるのではなく、動物園で適切に繁殖をして動物を絶滅させない。野生動物の生息する環境のことを伝える役割を動物園が担っている」

動物園の飼育種類の推移を示したグラフです。開園以降増え続けピークだった平成3年は186種。しかし、その後減少傾向にあり現在はピーク時から3割減り126種です。

背景には、ワシントン条約などがあります。野生動物の取り扱いが厳しくなり、国内での繁殖が難しくなった生き物達は動物園で展示することができなくなりました。
かつて人気者だった「ゴリラ」や「シロサイ」「ホッキョクグマ」などは今はおらず、国内で1匹しか飼育されていないベンガルヤマネコやトキイロコンドル、オオトラツグミは、今後、日本から姿を消します。
(平川動物公園・園長 福守朗さん・55)「法律とか国際的な条約が様々な形で変わっている、それに対応した動物園でないとこの先生き延びていけない」











