シリーズ昭和からのメッセージ。奄美・瀬戸内町の加計呂麻島に残る、集団自決のための壕をめぐる住民の証言について、お伝えします。

今回は、埋もれていた戦争の記憶。どう次の世代に伝えていくのか、考えます。

瀬戸内町の加計呂麻島にある諸鈍小中学校。島民が続々と集まってきました。

横浜市に住む元中学校教員の津田憲一さん(71)です。「戦時中に集団自決のための壕が掘られていた」。島のすべての集落を回って証言を集め、今年7月に本を出版しました。

この日、島を訪れた津田さんから話を聞こうと、住民が集まっていました。