昭和100年にあたる今年、シリーズでお伝えしている「昭和からのメッセージ」です。今回のテーマは平成30年に幕を閉じた「西駅朝市」です。

平成30年に幕を閉じた「西駅朝市」

昭和54年、当時の西鹿児島駅前にあった朝市の様子です。戦後のヤミ市から始まり、鉄道沿線の農家が持ち寄った野菜などを販売。「西駅朝市」の愛称で親しまれ、市民の台所としてにぎわいました。

(阿部章子さん)「年末はごったがえして、通れないくらいだった」

「西駅朝市」一帯には、鹿児島市の犬迫地区や谷山地区などの生産者による市も出ていました。中でも指宿線朝市は今のバスターミナルビルの裏手にありました。

(阿部章子さん)「ちょうど、そこでしたね母が商売していたのは」

阿部章子さん(74)です。母親が、戦後すぐにはじめた店を手伝い、朝市で、昭和63年から20年ほど働きました。

(阿部章子さん)「自分たちが商売をしていた場所や、仲間の店の場所などは分かる」