かごしま女子駅伝から世界で活躍する選手も輩出してきました。世界陸上女子マラソン日本代表の池満綾乃選手や、オリンピック2大会連続出場の一山麻緒選手。そして…

(上原美幸選手)「覚えてないが、放送されているのを見て、ここで走りたいといっていたらしい」
リオデジャネイロオリンピック日本代表で、鹿児島銀行の上原美幸選手もその1人です。

中学2年生で初めて霧島路を駆け抜けた上原さんは、これまで3度の区間賞を獲得。高校2年生で打ち立てた4区の区間記録は12年たった今も破られていません。
この大会は、上原選手の原点の一つでもありました。

(鹿児島銀行 上原美幸選手)「かごしま女子駅伝に出たいということが目標で始まった、それからオリンピックに出たいという目標に変わったりして強くなれた、原点の大会だと思う」
上原選手は、今シーズン限りで実業団を引退。ひと区切りとなる大会を前に、地域や陸上界を想い走りたいと意気込みます。
(鹿児島銀行 上原美幸選手)「笑顔で走り切れるように、地域の人に喜んでもらえる走りがしたい」「楽しそう、かっこいいとこの大会を走っている選手を見て思って、強くなっていく選手が生まれたらうれしい」
昭和に始まったかごしま女子駅伝。12色のたすきは、平成・令和と繋がれ、ふるさとの次の世代へ受け継がれていきます。
県内12地区の女性ランナーがたすきをつなぐかごしま女子駅伝は、今度の日曜日に霧島市で開かれます。
MBCではテレビ・ラジオ・インターネット生中継で大会の模様をお伝えします。