人類に大きな功績をもたらした人々に贈られるノーベル賞。今年の受賞者の発表は日本時間の今月7日から始まっています。

そのパロディ版が「人を笑わせ、そして考えさせる研究」を表彰する「イグ・ノーベル賞」です。1991年に創設され、最近は日本人が18年連続で受賞しています。今年は「ブタがお尻から呼吸できること」を発見したグループが生理学賞を受賞しました。そのメンバーの1人が鹿児島市出身の医師です。

今年のイグ・ノーベル賞の生理学賞を受賞したのは、東京医科歯科大など11人の研究グループです。

研究テーマはおしりから酸素を取り込む「腸呼吸」。実験を通じてブタなどの多くの哺乳類に腸呼吸をする能力があることを発見しました。

先月、アメリカで開かれた表彰式で、研究を説明するためにお尻から酸素を取り込むブタを演じたのが、鹿児島市出身の医師・岡部亮さん(45)です。