たとえ少しの間でも車内に子どもを残して車から離れることは、絶対にしてはいけません。

(JAF鹿児島支部 濵田直人班長)
「まずは運転手が最後にドアを閉める際に車内に誰も残っていないかの最終確認を徹底するのが重要」


取材時の外の気温は29度。事件があったおとといの静岡県牧之原市の最高気温30.5度より低かったものの、車のクーラーを切ると15分後には・・・


(記者)「車内の温度は39.7度、10度以上上がっています。息苦しさを感じます」

車内の温度は15分で10度以上あがり、30分後には43.6度に達しました。命の危険につながる子どもの車内への閉じ込め。起こらないよう気を付ける一方で、万が一そんな事態になったらどうすればいいのか?親子で話し合っておくことも大切です。

親子で話し合っておいてほしい…「閉じ込められたらクラクションを鳴らす」

(JAF鹿児島支部濵田直人班長)
「万が一、車内に閉じ込められた時の対応方法として
▼クラクションを鳴らして音を出すのが1つ。
▼2つ目に窓ガラスを叩いて音を出して外の人に知らせる。
この2点を日ごろから子どもと話をしておくことが重要」


クラクションはエンジンを切っていても大きな音が出るため、周りに知らせる有効な手段となります。まずは子どもを残して車から離れないのが大前提ですが、万一、閉じ込められた場合に周りに気付いてもらうために何ができるのか?親子で話し合っておくことも大切です。

(後記)
この特集を放送したあと、幼稚園に通う娘にお話しました。
「もしバスとか車とかに1人で残されたら、ハンドルの真ん中を押したら音が出るからね。大きな音がしてびっくりするかもしれないけど、誰かが来てくれるまで鳴らすんだよ。」
分かったような分からないような表情でしたが、「今度練習してみよう」と言うと「うん!」と答えてくれました。