大手ビールメーカーが商品の売り上げの一部を、仁淀川で環境保全活動を行う団体に寄付しました。

「アサヒビール」は2008年から、仁淀川の環境保全のためにビールの売り上げの一部を寄付していて、14日は流域7市町村からなる「仁淀川流域交流会議」に30万円が贈られました。合わせて、アサヒビールが県や「仁淀川流域交流会議」と結んでいるパートナーズ協定も更新されました。

映画「竜とそばかすの姫」やドラマ「らんまん」の波及効果で、仁淀川の知名度は全国的に高まっていて、寄付を受けた仁淀川流域交流会議の板原啓文(いたはら・よしふみ)会長は「清流の自然を次の世代へつないでいく」と決意を新たにしていました。

(アサヒビール高知支社 寺本武司 支社長)
「保全活動、地域のイベントやお祭り、(地域と)一緒になって活性化を目指していきたいと常々考えております。こういった寄付をもって、一緒になって(活性化に)ご協力させていただくことが、今後も続いていくことを、私どもも願っています」

寄付の総額は2678万円あまりとなりました。寄付金は流域での植樹や清掃のほか環境学習活動などに活用されます。