過去、11年連続で日本一に輝いた『明神丸船団』が高知県黒潮町の港を出ました。今年も大海原でカツオの一本釣り漁が繰り広げられます。
黒潮町の佐賀漁港に停泊しているのは「明神水産」所有のカツオの一本釣り漁船で、明神学武(みょうじん・まなぶ)漁労長が率いる「第八十三佐賀明神丸」(149トン)と森下靖(もりした・やすし)漁労長が率いる「第八十八佐賀明神丸」(147トン)です。
(第八十八佐賀明神丸 森下靖 漁労長)
「漁があって、みんなが幸せというか稼げたらね。釣れたら笑顔になる。一応、目標は日本一です」

(第八十三佐賀明神丸 明神学武 漁労長)
「金額を目標に頑張りゆうきねぇ、順番は後からついてくるものやき…。目標は…言わせたいがやろ(笑)一番目指して頑張ります。“いっぱい釣ること”やねえ…」

去年の近海一本釣り漁でのカツオ・マグロ類の水揚げ額は両方の船とも6億円を超えましたが、順位は、2番と3番で宮崎県の漁船に日本一を譲りました。しかし、漁獲量自体は1600トン前後と大漁だったこともあり今年も期待が高まります。
“大安”の14日、家族や会社の関係者らが岸壁に集まりそれぞれの船に五色の紙テープを渡して見送ります。

「頑張って釣ってきいよ~!」
「いっぱい、釣ってきてよ~!」
過去、11年連続で日本一に輝いた『明神丸船団』が日本一奪還を目指して“いざ出漁”。小笠原諸島周辺などでカツオの群れを探し、およそ9か月にわたって一本釣り漁に臨みます。