1日の能登半島地震の発生から、8日で1週間です。石川県に派遣されていた県警の「広域緊急援助隊」が、8日に高知へ戻り、「帰県式」が開かれました。
元日に発生した能登半島地震を受け、4日、県警から、機動隊員を中心とする「広域緊急援助隊」25人が、石川県輪島市に派遣されました。隊員らは、被災した住宅を1軒ずつ回り安否確認を行ったほか、倒壊した家屋から要救助者を捜索・救助する活動を3日間行い、複数の遺体を収容したということです。
石川県内では、8日午後2時時点で死者が168人となっていて、輪島市などで合わせて323人の安否が分かっていません。
任務を終えた隊員らは、8日、高知に戻り、「帰県式」が開かれました。式では、県警の高清水善弘本部長が「倒壊家屋の安定を図りながら救助する姿は、さすが高知県警察の技術力だなと感じました。本当にお疲れさまでした」と、労いの言葉を贈りました。
■高知県警 災害対策課 山下圭一 課長
「現場では、繰り返される余震や降雨・降雪といった過酷な環境での活動だったと聞いている。ただ、隊員に負傷者などはなく、無事に帰ってきてくれたことは安心している」
高知県警は、「今後も援助の要請があればすぐに対応できるよう準備を続ける」としています。