高知県土佐市の高校で、生徒たちが実習で作った製品を販売し、大勢の人が訪れました。
水産に関する様々な実習を行っている土佐市の県立高知海洋高校では、生徒たちが作った加工品などを広く知ってもらおうとイベントを開いています。会場では、冷凍マグロや缶詰、天ぷらなどが販売されました。
中でも人気が高いのは、生徒たちが実習で釣ったビンナガマグロを使った「ツナ缶」です。人気の理由は、脂が少なく、身が詰まっていること。販売の2時間以上前から並ぶ人もいて、長い列ができていました。お目当ての品を手にした人は「正月に食べる予定です」と話す一方、「イカは売り切れていた。もっと買いたかった」と残念がる人も。
高知海洋高校は、「大勢の人でにぎわうこのイベントが、生徒たちの自信につながれば」と話していました。会場では四万十市の幡多農業高校の生徒たちもブースを構え、大切に育てた園芸用の花を販売していました。