年末年始に増加する傾向にある歩行者の交通事故を減らそうと、高知県警とホームセンターが協力して反射材の重要性をPRしました。

こちらの写真は、夜間、屋外で反射材を身につけた人をライトで照らして撮ったものです。

車を運転するドライバーからも、人の姿がはっきり見えます。

年末年始の交通安全運動にあわせ、7日、県警とホームセンターを手がけるフタガミが、高知市で反射材のPRを行いました。

県警によりますと、過去10年間で、夜間の交通事故によりけがをした歩行者が反射材をつけていたかどうか調べたところ、およそ98パーセントの人がつけていなかったということです。このうち死亡した人は64人で、反射材をつけていたのは1人だけでした。

店舗には特別ブースが設置され、警察官や従業員らが訪れた人にチラシを配って反射材の効果を伝えていました。また、反射材がついた自転車のヘルメットや、ペットのリードなども販売されていて、フタガミでは、日没が早いこの時期、交通事故にあう人を一人でも減らすため、反射材の重要性を呼びかけていくことにしています。

(ハマート朝倉店 真鍋元気 店長)
「(反射材に対するお客さんの)関心は低いと思います。フタガミグループ全体で交通事故防止につなげていきたいと考えております」

(高知県警 交通企画課 野中信吾 警部)
「歩行中の交通事故にあわないためには、明るい服装や反射材の着用によりドライバーに自分の存在をアピールすることが大切ですので、ぜひ反射材を着用してもらいたい」

フタガミでは県内3つの店舗で特設ブースを設置し、交通事故防止を呼びかけています。