高齢者の交通事故をなくそうと、警察官らが高齢者の家を訪問し、交通安全を呼びかけています。

この活動は交通事故で犠牲になる高齢者を1人でも減らそうと県警が行っているもので、今月1日から30日までの間に高齢者1万人の自宅を訪問し交通安全を呼びかけます。28日は高知警察署の警察官と地域の交通安全指導員らが高知市のおよそ200世帯を訪れ、靴につける反射材を配ってヘルメット着用や歩行中の安全確認を呼びかけました。

(警察官)
「この辺は道が細いので自転車などが急に飛び出してくるかもしれない。気をつけて」

県警によりますと、県内では今年に入って交通事故で15人が死亡していて、このうち8人が高齢者だということです。

(高知警察署交通課 宮本誠二 係長)
「日暮れが早くなっています。道路を横断するときは左右の安全確認と早めの反射材の着用に心がけてもらいたい。(ドライバーには)横断させてあげるなどゆとりを持った思いやりのある運転をしてもらいたい」

秋になり、日暮れと帰宅ラッシュの時間帯が重なることから、県警は「これからは事故が増える時期」としていて、より一層交通安全活動に力を入れる方針です。